胚盤胞着床前染色体スクリーニング(PGS/PGT-A)は、胚移植前に胚盤胞の栄養外胚葉(トロホエクトダーム)からごくわずかな細胞を採取し、染色体数の異常を分析する検査です。
国際的な統計によると、38歳以上のご夫婦の胚盤胞異常率は約50〜60%とされています。PGT-Aを行うことで、ダウン症候群やターナー症候群など、染色体異常を持つ可能性のある胚盤胞をできる限り除外し、着床や妊娠の成功率を高めることができます。
service items
治療項目/
/genetic diagnosis/
遺伝子診断
PGT-A / PGS

PGS/PGT-A
PGS/PGT-A
/Suitable/
適用対象
不妊症のご夫婦
反復流産
胚移植を複数回試みても着床しない方(非倍数性の影響の可能性あり)
高齢出産を考えている方
家族に染色体異常の病歴がある方(例:相互転座)
その他、生殖補助医療が必要な可能性のある方
/examination/
検査可能な疾患
染色体異常:ダウン症候群、プラダー・ウィリー症候群、猫鳴き症候群、ターナー症候群、クラインフェルター症候群、エドワーズ症候群、パトウ症候群 など
国際的な研究において、1万個の胚に対してPGT-A染色体検査が実施され、その結果は以下の通りです:

国際的な研究において、1万個の胚に対してPGT-A染色体検査が実施され、その結果は以下の通りです:

/Treatment process/
治療の流れ
01
/
Step01
医師のカウンセリング

Step02
採卵プロセス

Step03
受精操作

Step04
胚盤胞の発育

Step05
検体の染色体スクリーニング

Step06
結果の通知

結果の通知(約2週間でPGS/PGT-Aの結果が判明)
結語

当ラボでは、厳格な評価基準により BCグレード以上 の胚盤胞を選定し、経験豊富な胚培養士が 切片採取が胚盤胞に影響を与えないか を慎重に判断したうえで、PGT-A検査を実施します。これにより、染色体異常のない胚盤胞を選択し、移植することで 着床率の大幅な向上 が期待できます。