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Knowledge
不妊治療の知識/
医師コラム
04/23
2025
【医師コラム】体外受精前の子宮鏡検査 🔍

著者:魏 琦峰 院長(ウェイ・チーフォン)
妊娠を希望する女性にとって、子宮の環境が健康かどうかは、着床の成功にとって非常に重要なポイントです。
体外受精(IVF)治療を始める前には、「子宮鏡検査(ヒステロスコピー)」を受けることが不可欠です。月経が完全に終わった後、非常に細い内視鏡を子宮頸部から挿入し、子宮腔内を観察して、ポリープ、癒着、筋腫、奇形などの異常がないかを確認します。
これらの異常は、超音波検査では発見しづらく、着床失敗や原因不明の不妊の一因となっている可能性があります。
論文によると、子宮腔にポリープがあるだけで胚の着床率が半分に減少するとされています。そのため、子宮内にポリープが見つかった場合は、大きさに関係なく、除去してから治療を進めることをおすすめします。
異常を早期に発見して対処することで、子宮内環境が改善され、胚の着床や妊娠の確率を高めることができます。
一つひとつのステップを丁寧に確認し、着床に影響する可能性のある要因を取り除くことが、治療成功の鍵となります。